透析管理システムsystem

透析業務総合支援システム“Miracle DIMCS UX”〔東レメディカル(株)〕の導入により、体重の記録、除水量の計算と設定などを自動で行うことにより、作業の簡素化が実現しました。
また、人為的ミスの減少にもつながり、スピーディーかつ安全な透析を提供することが可能になりました。ここでは透析の流れを3つに分けて簡単に紹介します。

体重を測定し透析が始まるまで

患者さんは透析室に入ると体重を計測します。体重はMiracle DIMCS UXに読み込まれ、個々の透析条件を含めて、それぞれの透析装置に送られます。
上限除水量、風袋(車椅子や杖などの外部物)、また曜日ごとの指示を設定しておけば、これらを踏まえた計算を自動で行い、その日1日の除水量が透析装置に表示されます。
ベッドサイドで送られてきた患者さんの氏名や体重を確認し、除水量や条件に間違いがなければ透析が開始となります。

透析中

透析中は、常に患者さんの最新の情報がMiracle DIMCS UXのモニタリングで表示されています。
これにより、すべての透析装置の監視が一括に行えると同時に、患者さんの血圧などの変動を離れた場所からでも随時チェックすることが出来ます。
また透析装置で警報が鳴った場合、モニタリング上で誰が何の警報を発しているか表示することや、警報が発生する前の予備警報機能も備えています。透析時間の変更や血圧測定間隔など、その日の患者さんに合わせた透析条件の変更もMiracle DIMCS UXから行うことができます。

透析が終了し退室するまで

透析が終了したら体重を計測し、この日の透析は終了です。
透析中に測定した血圧や透析の経過は、随時Miracle DIMCS UXに読み込まれ、毎日の透析記録を自動で作成することが可能です。患者さんの転院や他院への一時入院の時など透析記録が必要な場合に便利です。

その他

業務の効率化・使用物品の集計が簡便
ダイアライザー、穿刺針の使用数の集計が可能で、日ごとや機材別など様々なパターンで検索できます。
透析装置だけではなく、レセプトコンピュータ、逆浸透圧水処理装置(RO装置)、透析液供給装置との連携も可能です。